カリーがいたから今がある〜今一番好きなプレイヤー〜
「シュートめちゃ入るけど線が細いなぁ……」
それが最初にS・カリーを観て感じた率直な印象。多分一般的な評価もそうじゃないかな。
当時だって優れたシューターはたくさんいました。K・ブライアント、R・アレン、K・カーバー、……みんなに共通してたのはNBAゆえのフィジカルの強さ。自分でクリエイトするかは別としてそう簡単にブレないところはあった。初めてカリーを観た時はほんと細くて、事実怪我もそれなりにしてた。
その後、家の事情でBSがうまく入らなくなりかつ録画ができなくなったことをキッカケに少しNBAから離れちゃいました。「だってレブロンでしょ?今年も」という感じ。(レブロンファンの方、ごめんなさい)
ところが2015年ファイナル、カリーを観たことでガラッとそれまでの冷めた熱と間違った評価は変わることに。
以前細いと感じた選手は体格もしっかりし、規格外のシュート力を身につけてた。何よりとても楽しそうにバスケしてた。
この年はイグダラのMVPにもしびれたけど、何よりもカリーに対する「こんなプレイヤーになっていたのか!」の衝撃は忘れられない。アウトサイドが主戦場のプレイヤーに光が射した、そんな感じ。
昔、R・アレンが「シュートは芸術だ」と言ってたことがあったと思うけと、カリーはまさに芸術として1段も2段もシュートを変えていった。
何よりも楽しそうにプレイし、努力を惜しまない姿勢に惚れた。
自分が好きになるスポーツ選手やチームは大体、
・いぶし銀的なやつ
・チームの軸がしっかりしてる
・そのスポーツを楽しんでいる
・スタイルが綺麗
・哲学がある
・そのスポーツに真摯である
こんな感じのことが多い。
カリーはいぶし銀とは違うけど真摯であり、スタイルが綺麗で、バスケを楽しんでるから惹かれたんだと思う。
もし2015年のカリーやウォリアーズバスケを観てなかったら、今こんなにまた熱を入れてNBAを観てないんだろうな。
この時代のNBAを観れていることに改めて感謝です。
。