コービー、オスカー受賞〜Dear Basketball〜
ノミネートした時から「取るかなぁ…取ってほしいなぁ」と思ってたらほんとに取ってしまった。
この動画はウォリアーズ-レイカーズ戦で流れた時も見たし、その後にもYouTubeで何度も見た。コービーのキャリアのほとんどを観てきた身としてはとても良い!という感想。でも、もしかしたらコービーや、NBAをあまり知らない人にとってはあまり感動しないんだろうなぁ…と思ってしまってもいて。。
だからこの受賞は嬉しいです!
今回の短編映画を観て「好きなことにかける情熱といつかは離れないといけない現実」を改めて感じました。
コービーが本当にバスケを愛してて、情熱も時間も覚悟も全てを注いだことは過去のインタビューなどからは知っていた。それだけ想っていても、スポーツという性質上いつかは離れなければならない。コービーは特に怪我でその時期が早まったことは否めない。映画終盤にあるように時間がないことを覚悟し始めた時はどれだけ辛かったことか。。
ただ、映画とは別でなにかのインタビューで言っていた言葉が実は印象的。
「人生最大の成功がバスケットボールならそれは失敗である」
…………すごく考えさせられた。
スポーツだけでないけど、誰しもがその瞬間にとても強く情熱を注いでいるものがある。そのこと自体は否定しないし、タイミングによっては正解である。でも、あれだけの成功を収めたコービーが言ったこの言葉には考えさせられた。
きっと、ここには「力を注ぐものはこの先、バスケットボール以外にもあって、なのにバスケットボールが最大のハイライトであり続けるならほかの人生が失敗になる」ということを含んでいる(と信じたい)
過去を振り返ることが悪くはないが、その時情熱を注ぐものは異なるし、そこに注ぐことこそが人生だ。
そんな意味でしょうか。
細かくは書かないけど、永久欠番セレモニーのコービーのスピーチにも考えさせられた。
自分も、今関わっていることと過去を比較していないだろうか。今に捧げてないのでは?今のことしか考えてなくて、何か大事なことを忘れてないか。
……………
今回の受賞は「NBAスターが受賞した!」という話題性だけで終わらせて欲しくないな、とも思う今日この頃。
何にせよ、おめでとうコービー!