振り返り観戦記~ペリカンズ-ウォリアーズ~
シーズンもいよいよ佳境。
とくにウエストのプレイオフ争いはホームコートアドバンテージ取るか取らないかくらいにプレイオフ出れるか出れないかの争い。今4位でも取りこぼせば一気に圏外になる、なんか箱根駅伝本戦出場かけてる予選会みたいな感じ。
だからこそこの試合、面白かったなー。
ペリカンズはもちろん絶対負けられない試合。
デイビスはもちろん、他のスターター陣も好調をキープしオフェンスを圧倒。ミロティッチが正直出来すぎてた、と言えるかなと。前半ミロティッチでオフェンス競れていなければこの試合は普通に負けてたと。
最後に観た試合と比べるとロンドの存在が大きかったのかなと。ってかやっぱりロンド上手いね。この試合はセルティックスで好調だった時を彷彿とさせた。アウトサイドがあまり良くないからポールとかハーデンみたいな怖さはないだろうけど「どこにパスが出るか分からない」という怖さはあったね。この日はミロティッチやのアウトサイドやムーアのカットインもあって余計に。まぁ、ハイライトは最後のクラッチスティールなのですが。
ただ、オフェンスの調子の良さに依存していることは否めない。現にプレイメーカーがいない今のウォリアーズに120点取られてしまうわけで。このままだとジャズと当たるようですが、もしかしたら4-1で敗戦、ありえそう。
ウォリアーズはとにかく控えをプレイオフ仕様にしていく試合が続いてるのかなと。
この試合で言えばむしろ「この欠員状態で120点取れたりリバウンドは勝っていた」ことが個人的には凄かったのではと思います。特にインサイドはグリーン、ルーニー、ウエストが主体な中でよくリバウンド勝てたなと。
得点はデュラント、トンプソンの次のカードとしてクックが引き続き好調なことがいい要素。
カリーが復帰したあとのベンチスタート時も同じ得点力が出るかは分からないけど、「リビングストン、クック、イグダラ、ルーニー、マギーあるいはベル」のセカンドユニットは手強い気も。
ホームコートアドバンテージも確定していて、メンバーがこの状況だからピーキングを行っていると考えればそんなに不安視しなくても、と思ってたんだけど。。。ゲーム終盤までは。結局最後はボールコントロールの核がいないことが響いてターンオーバーを連発。そこをつかれて取りこぼした試合という終わり方だったかなと。
インサイドもスコアリングもできる今のメンバーだとやはりカリー、リビングストンあたりがいないことで試合をしっかりコントロールできないのがきついのかな。グリーンができるけど、インサイドもやってゲームコントロールもってのは流石にプレイオフしんどいでしょ。クックができたら、と思うけどそれは来年以降のお話なわけで。
………結局、カリー戻ればバランスが戻るということでどーーん、と待っていれば良いのでしょうか?
あ、今日ジャズがプレイオフ決めましたね!
ハラハラなシーズン終盤、数日後を楽しみにということで♪
振り返り観戦記〜ウォリアーズ-キングス〜
試合そのものは中々面白かったと思います。
……マコーのシーンはちょっと観たくなかったけど………
この試合の感想は「来シーズンも案外楽しみな選手が育っているチームを観れた」という
まずはウォリアーズ。
やはりデュラント、トンプソンが揃うとオフェンスの安定感が全然違いましたなぁ。
デュラント、トンプソンがいない時間帯はさすがにふわついてたものの、クックが引き続き躍動していること、ヤングが調子多少取り戻したこと、ルーニーがインサイドでしっかり機能していることでオフェンスの安定感はプレイオフに向かうにあたっては問題無いかなと。アウトサイドはこの日はあまり良くなかったけど、トンプソンが復帰戦だったことを考えればそこまで不安視しなくてもという感じ。
改めてウォリアーズバスケの完成度、というより戦術浸透度の深さに感嘆。
セカンドユニットになってもオフェンスの締めくくり方はきれいで、多少質は落ちれどやりたいことが一貫して分かるくらいに全員で取り組めているなぁと。
カリーが戻ればタイムマネジメント次第ではカリー、トンプソン、デュラント、グリーン、誰かしらがコートに立つのは改めて脅威だよなぁ………
一方キングス。
………おもしろかった!の一言!
特にフォックス、ボグダノビッチ、コーリースタインの3人が良かった!
最初に目に留まったのはボグダノビッチ。
ヨーロッパスタイルだからなのかもだけど「こんなに落ち着いてボールを捌けるんだ」という驚き。今、少しでもフリーになると打っちゃう傾向がある中であの一呼吸は中々厄介かもね。それでいてミスが少ない。カルデロンタイプ、とでも言えるのかな?
そんなボグダノビッチに目がとまったのはフォックスのプレイも見たから。まぁ、良い。
アスレチックな事を印象づけさせるシーンはランニングゲームの時でした。ファストブレイク、セカンドブレイク共に良い位置で走ってボールを受けてるのが好印象。ボグダノビッチのパスワークをさらに光らせてた印象。もちろんアイソレーションも悪く無いのでこのまま成長したら面白い♪あまりゲームメイクがこの日は目立ってなかったけどコンボガードとして生きていけるのかな?
コーリースタインにはぜひミドルレンジを強化していただきたい!というのも今のままだとD.ジョーダン二世になってしまいそう…あのインサイドフローターの瞬間にそう感じてしまった…
ただ、ペイントでのプレイには昔のアマレを個人的には彷彿とさせたのでミドルを強めて良い方向に進んでいただきたい。せっかくパスファーストのメンバーがいるんだから。
各チームから、今年は改めて若手の躍動という色を強く感じます。主力のケガで出場機会が増えているというややネガティブな要素はあれど、これだけ見応えある選手が出てくるならこの先のNBAも変わらず面白いでしょう、と思えます。
今日観た選手のさらなる飛躍を期待してます☆
リアルタイム観戦記 Bリーグ~札幌-東京~
午後、子供の昼寝の時間に見事中継が重なり観ることができたこのカード。
すごーーく久しぶりに観るBリーグなのでワクワクしました。しかも、どちらのチームにも注目選手!東京には田中選手、札幌には折茂選手!これはワクワクが止まらんぜ!
※と言ってもBリーグはほとんど見てないから感想が的外れ感あるかも。すみません。。。
試合結果はこの2戦目は札幌が逃げ切った、という構図でした。東京の自滅感もあるかな?感想としては国際試合と比べると流石に、ですが「ディフェンスがどっちもいい具合に締まっててみごたえあったなぁ」という感じでした。
前半は昨日の勢いそのままという解説のとおりに、札幌がいいディフェンスを見せると同時に、オフェンスがいい感じにハマってどんどん点を重ねました。ただ、思った以上に拙いターンオーバーが後半もでしたが目立ってました。
東京がそこを前半からつけてればきっと勝ってたんだろうけどこの日はどうやらオフェンスが噛み合わず前半で大幅リードを許す展開。なんか、いいパス回しやドライブが出てるのに決めきれない、という感じで。。
ただ、3Qで東京が一気に盛り返しましたね。
案の定、札幌があまりターンオーバーを改善できず離しきれない。そんなところを前半うまく噛み合わなかった東京が徐々に本調子に。田中選手もですが、ここは安藤選手がしっかりチームを引っ張りましたね。外が良くなることで中での得点機会が増えるというわかりやすい構図。ただ、完全にひっくり返らなかった点がこの日の札幌の良かったところ。トンプソン選手が要所でいいプレー、特にディフェンスを連発。今日の札幌のキーが「ディフェンス」だったことを振り返ると象徴する後半だったかなと。
4Qはまさにシーソーゲーム。ただ、最終盤で東京の思いがけないミスや決めきれないシーンの影響で最後は詰めきれなかったという印象でした。個人的にはラストのアンスポには「?」でしたが。。。
この試合で感じたのは「ゴートゥーガイ」も大事ですが、チームで「流れを作る選手・プレーの核」が定まることの大事さ。この試合では東京は田中選手と安藤選手など、ガード陣でどうリズムを作るのか?札幌はどうディフェンスで流れを相手に渡さないか?そこだと思いました。事実前半は札幌が、後半は東京がそれぞれこのポイントから流れを自チームに持ち込んでました。
よく「チームの核を」となるとなんだか特定の選手を指しそうですが、そうではないんだということを改めて学びました。Bリーグ、勉強になります。
…………もっとテレビでやってくんないかなぁという焦燥感も高まる観戦でした(笑)
振り返り観戦記〜ロケッツ-ペリカンズ〜
思いがけず連続でロケッツの試合を観戦。
一方、ペリカンズの試合は今シーズン実は初観戦。絶好調のA・デイビスのプレイを楽しみにスタート!
今回の試合では「お互いがプレイオフに向けて必要なものが何か」を改めて見れたかなと感じました。
まずロケッツは「プレイオフでもアウトサイドを思い切りよく、高確率で決め続けること」
試合前半ではインサイドプレイヤーでのスコアリング力かなぁら、と思ったけど、ハーデンかポールがミドルレンジに入れればカペラやアリーザ中心にインサイドで点取る環境作れるから問題ないなぁと。ただ、「ディフェンスが収縮し過ぎてない」という前提あり。この試合はいつも通りに決まってて、かつペリカンズのガード陣のディフェンスがついてこれなかったから問題なかったけど、ディフェンスの受け渡しが上手かったら機能しきらないかと。
案外、ディフェンスの受け渡しがうまいチームとあたると苦戦するかも…
ペリカンズは「ガード陣のディフェンス力向上」が急務かなと。カズンズがいない中で誰がセカンドオプションになるか、は大切だけどこの日みたく、インサイドならミロティッチ。アウトサイドならホリデーやクラーク(今日みたいな活躍が前提)。それをうまくさばくロンドがいれば案外オフェンスは問題なさそうに見えました。ただ、この試合を決めたポイントでもあるガード陣のディフェンスが…ウォリアーズ、ロケッツ、サンダー、ブレイザーズ、ジャズ、スパーズ、ウルブズ、クリッパーズ…プレイオフ勝ち上がり予想のチームのガード陣のオフェンス力考えると、大事なポイントで相手のリズムを崩さない今の状況はプレイオフで致命的だなぁと。。
試合を振り返ると、ペリカンズ粘ったなぁという印象。ロケッツは平常運転で中外ハーデンとポールがかき乱して自分たちのリズムでまぁ打つわ打つわ。ハーデンからのカペラのアリウープはあまりにも綺麗で。中盤で3連続くらいでポールが見せたドリブルなしで相手とのズレを作ったミドルシュートは個人的に圧巻。あれ、どうやればできんのかなぁ。。。
一方のペリカンズはデイビスいない時間に4Qまではガード陣踏ん張った印象。ホリデーが要所で少しインパクトのあるプレイをしたり、クラークが高確率でシュートを沈めたり。ウォリアーズ時代のクラークを見てたので活躍は嬉しいですね♪
ただ、冒頭述べたように終盤のディフェンスが良くない。あまりにもハーデンにやられすぎてしまいました。これがなければもう少し競れたと思うと悔やまれる……ロンドが戻れば改善するのか、他の選手の引き上げを待つか……ガード全盛期の今のNBAでは、ツインタワーは魅力だけど、ペリカンズはガード陣にディフェンス力を求めるべきかと思いました。
プレイオフまで、あとわずか。
お互いうっかりスイープとかないようにチームを仕上げて欲しいですね☆
オールNBAファーストチーム予想
とある記事で予想が出てましたね。
J・ハーデン
S・カリー
L・ジェームズ
K・デュラント
A・デービス
………む〜〜〜〜。
たしかに納得、ではあるけど今年はあまりにも候補の人材が多い!
ということで、
現時点の各ポジションのファーストチーム予想を、本命・対抗・大穴の観点であげたいと思います!
※1〜5番で選出。実際の選出方法とは少し違うと思いますがそこはご容赦を。
※独断と偏見多いにあり。
<ポイントガード>
本命:K・アービング
対抗:C・ポール
大穴:S・カリー
アービングは一位通過がやや必須かも。たしかに今季のストーリーは間違いなくノミネートもの。チャンピオンチームから実質完全再現チームに移り、期待のスコアラーを初っ端からから欠く中でのこのチーム成績。なんだけど個人成績を見るとハーデンやウエストブルックには劣る。ファーストチームを確実にするならばやはり一位通過は必須かなぁ。
ポールは成績としてのインパクトは小さく見られがちですが、ポールが出た時の試合の勝率は間違いなくインパクト大。ハーデンとの共存をしっかり実現していることも彼がベストなポイントガードである証明でしかない。
カリーが大穴の理由はケガですね。出場試合数が他2人より少ないことを加味すると今シーズンはちょっと厳しいかなぁ……
本命:J・ハーデン
対抗:D・デローザン
大穴:なし
本命に関しては疑いようがない。
ロケッツがこのまま一位でプレイオフに進めばなおのこと。ポールとの共存は?という懸念も見事に払拭し、カペラと揃って出ればほぼ負けなし。ゲームでは昨年以上にスムーズさを感じる試合運びを見せてくれます。
対抗はデローザン。
個人成績は言わずもがな、チーム成績がしっかりとついてきました。実力で言えば文句無しで現役No.1のシューティングガードでは?ただ、ハーデンがシューティングガードとしての出場がもう少し少なければと思うんだけど……ハーデンが有能すぎる……
大穴は思いつかなくて……
本命:L・ジェームズ
対抗、大穴:なし
ここはもう数年間は変わらないでしょうね。
全てのプレーの質が毎年上がる稀有な人材。今シーズン、連続二桁得点試合数のジョーダンが持つ記録を更新することがほぼ確実なので揺るぎない。
このポジション自体には良いプレイヤーがたくさんなんだけど、今回「各ポジション別」という定義なのでこうならざるを得ない…
デュラント、ジョージ、アデトクンポ、、、すみません。
<パワーフォワード>
本命:A・デイビス
対抗:D・グリーン
大穴:L・オルドリッジ
このポジションが1番意見分かれそう。
今のところ、チームへの貢献度と自己成績から言えばデイビスが本命。カズンズ抜けたチームをしっかりと攻守にわたって支えているし、オフェンスバリエーションも多彩になってます。
対抗、大穴はここから先どこまでチーム成績が上がるかがポイント。どちらもカリーらデュラント、レナード、パーカーなどのコアメンバー不在でもチームをしっかり勝ちに結び付けている点が評価ポイント。オルドリッジは攻守両面にしっかり貢献してるし。ただ、シーズン全体として見るとデイビスには劣るかなぁ…
<センター>
本命:J・エンビード
対抗:A・ホーフォード
大穴:S・アダムズ、N・ヌルキッチ
ほんとの本命はきっとカズンズかポルジンギス、なんだけど2人とも怪我で全休。となるとこうなるのかなぁ。エンビードもまだ怪我の不安はあるけど、ここまでしっかりと存在感を出しているし、チームもシモンズやレディックなど全体の底上げがあることは間違いないけど、インサイド張れてるのは彼のおかげだしなぁ。
対抗、大穴はチームへサポートキャストとしての貢献力でリストアップ。やや弱いけど、ここ数年のセンターのトレンドはカズンズやポルジンギスとかを除けばガード陣へのサポート力が高いことが求められてる感じあるしね。
今年のチーム成績と同じくらい気になりますね、この結果。
正式発表、待ちましょう!
振り返り観戦記〜ロケッツ-ラプターズ〜
ラプターズのこの黒ユニフォーム、かっこいいなぁ〜〜〜〜………
から始まった今回の試合。
若干予想に反して東西首位対決になったこの試合、とても盛り上がったのではないでしょうか。
この試合の感想は「やっぱりエースは不可欠説立証」ということですね。
個人的には1人に寄ることなくバランスよく、そして全員でオフェンスを組み立てることが理想と思ってます。理想論ですが。現に今ほんっっっっと不定期でやってるNBA2kの自チームはそんな感じ。
ただ、今回の試合で「やっぱりフィニッシャーとなるエースは不可欠だなぁ」と実感しました。
選手にフォーカスするとラプターズはラウリー、ロケッツはハーデンという試合でした。1Qにラウリーが中外バランスよくスコアしたのが後半にも響いてた印象。もともと点取るタイプであることは知っていたが、この日はその良さがいかんなく発揮されてたと。
ラウリーがバランス良く、かつペリメーターより外側を固めてくれたのでインサイドもパスが回りやすかったのかな、想像以上にインサイドでもスコアできてましたね。バランチュナスはカペラに抑えられると思ってたから…
一方のロケッツは2Qのハーデンがすごかったと個人的には思います。この試合をしっかり繋いだのはここのハーデンだと。
中外どこからでもシュートできるしアシストできるからやっぱりボールが動くんですよね。それだけでもリズムは崩れなかった。好調ラプターズの前に差をここでは詰め切れなかったけど、悪化させなかった。ハーデンのシュートセレクションは少し鳥肌もの。シュートモーション入った瞬間に「あ、入る」と思わせちゃう。
後半はデローザンがじわじわとエースとしての存在を発揮。リバウンド→バックコートからフロントにワンパス→戻ってきたパスをそのままスリー。この流れはあまりにも綺麗で。今年デローザンのスリーが好調だからか、ロケッツはディフェンスに苦慮してたかなぁと。中も外もケアしなきゃというオフェンスにとっての理想系。とは言えしっかりと終盤では詰めてくるあたりの爆発力はさすがロケッツ。最後はホームに強いラプターズを押し込めなかったという感じでしょうか。
………いや、ターンオーバーからの得点の差か。振り返るとロケッツのターンオーバーをこぼさず得点していたところが終盤までの点差だったとも言えるかも。ターンオーバー自体は互角の数なのでその質に差が出たかもですね。
冒頭のエースの存在を改めて感じたのは実は2Qのハーデン。「そこを経由、あるいはそこから展開すれば間違いなくオフェンスはしっかりフィニッシュできる」という前提で、ハーデンからはそれを感じました。ラプターズからはラウリーとデローザンのダブルエースですね。
スパーズのようにチームシステムとして出来上がっていれば別ですが、そうでないならやはりエースの存在は必要。ゲームメイクかスコアリングかはさておき基本的には「拠り所」は必要で、その拠り所が「スコアリングできるエースであることの大きさ」をすごく感じました。
現在首位の2チーム。
ファイナル進出候補であることは間違いないのでこれからも期待!
ただ、個人的にはまだロケッツとラプターズがファイナルに出てくるイメージがどうにも湧かない……
なんだろう、ロケッツは水物のシュート力頼みな面が強いことと、ラプターズは内弁慶だからかなぁ。。。
のこり約2ヶ月でもっとどっしり構えるチームになること、期待しましょう!
コービー、オスカー受賞〜Dear Basketball〜
ノミネートした時から「取るかなぁ…取ってほしいなぁ」と思ってたらほんとに取ってしまった。
この動画はウォリアーズ-レイカーズ戦で流れた時も見たし、その後にもYouTubeで何度も見た。コービーのキャリアのほとんどを観てきた身としてはとても良い!という感想。でも、もしかしたらコービーや、NBAをあまり知らない人にとってはあまり感動しないんだろうなぁ…と思ってしまってもいて。。
だからこの受賞は嬉しいです!
今回の短編映画を観て「好きなことにかける情熱といつかは離れないといけない現実」を改めて感じました。
コービーが本当にバスケを愛してて、情熱も時間も覚悟も全てを注いだことは過去のインタビューなどからは知っていた。それだけ想っていても、スポーツという性質上いつかは離れなければならない。コービーは特に怪我でその時期が早まったことは否めない。映画終盤にあるように時間がないことを覚悟し始めた時はどれだけ辛かったことか。。
ただ、映画とは別でなにかのインタビューで言っていた言葉が実は印象的。
「人生最大の成功がバスケットボールならそれは失敗である」
…………すごく考えさせられた。
スポーツだけでないけど、誰しもがその瞬間にとても強く情熱を注いでいるものがある。そのこと自体は否定しないし、タイミングによっては正解である。でも、あれだけの成功を収めたコービーが言ったこの言葉には考えさせられた。
きっと、ここには「力を注ぐものはこの先、バスケットボール以外にもあって、なのにバスケットボールが最大のハイライトであり続けるならほかの人生が失敗になる」ということを含んでいる(と信じたい)
過去を振り返ることが悪くはないが、その時情熱を注ぐものは異なるし、そこに注ぐことこそが人生だ。
そんな意味でしょうか。
細かくは書かないけど、永久欠番セレモニーのコービーのスピーチにも考えさせられた。
自分も、今関わっていることと過去を比較していないだろうか。今に捧げてないのでは?今のことしか考えてなくて、何か大事なことを忘れてないか。
……………
今回の受賞は「NBAスターが受賞した!」という話題性だけで終わらせて欲しくないな、とも思う今日この頃。
何にせよ、おめでとうコービー!